Sunday, January 2, 2011

謹賀新年


あけましておめでとうございます。
2011年が明けました。

TakMB、子育てしながら米国で医学生をしております。
ただいま三年生。臨床実習の真っ最中です。

いままでTwitterのほうでつぶやいたりしていましたが、みなさんアメリカのメディカルスクール事情について興味を持ってくださる方がいることに気づきました。臨床実習の様子も、日本とは少し異なるようです。

米国では医学生から「医療チーム」の一員として扱われ、患者さんの問診・診察・鑑定診断からカルテ書きなどの業務を与えられます。毎日が真剣勝負。座学からポーンと臨床の場にほうりこまれ、なれない下駄を履いて小石がゴロゴロと転がる山道を、ぶざまに歩かされているような感もあります。でも米国ではとにかく「放り込まないと」何もできるようにならない、という考えが強いと思います。そして一度医学部を卒業してMDの称号を授かれば、患者さんにとっては立派な「医師」。「研修医ですから。。。」と言い訳するわけにもいきません。よって医学部三年から「医師として機能できる」ための教育がなされます。

このブログをはじめるきっかけですが、まずは毎日の研修で心に残ったことを書き留めておきたいという思い。それから日本のみなさんに、アメリカの医学生がどのような研修内容を体験するのか少しでもお伝えしたいと思ったからです。

日本で現在活躍中の医師の方々も、アメリカで研修医のプログラムに参加したりする機会もあるかと思います。そこではアメリカの医学部出身の医師と働くことになるわけですが、いったい彼らがどのような教育を受けてきたのか、知っておくのも何かの助けとなるかなと思います。

実習や勉強、子育てに負われてどれだけ更新できるかわかりませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

みなさまにとって、2011年が実りの多き年でありますようにお祈りしています。

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