Monday, January 17, 2011

糖尿病の妊婦さんクラス

今日1月17日はマーチン・ルーサー・キング牧師の誕生日ということで、祝日。
研修もクリニックが閉まっているのでお休み。贅沢な三連休をすごしました。

せて、先週の金曜日は糖尿病の妊婦さんが受けるクラスに参加させてもらいました。

妊娠中に糖尿病を発症すると、血糖値があがっておなかの赤ちゃんに過剰な糖分がゆき、巨大な赤ちゃんができてしまう可能性があります。そうすると出産が困難だったり、帝王切開の対象になったりするので、血糖値をコントロールする必要性があるわけです。よって妊娠中に発症した妊娠糖尿病は、ハイリスク妊娠とされます。

今回は妊娠糖尿病と診断された4人の妊婦さん対象に、2時間半にわたって講習会が開かれました。講師はマスターをもつ栄養士さんで、Diabetes educatorの資格ももっておられます。

まずは妊娠糖尿病の基礎的知識から、血糖値をコントロールすることの重要性などについてのお話。

次はどの様に血糖値をコントロールするかの実践的テクニック。
糖尿病の薬を投与する前に、食事療法と運動をすることで血糖値をターゲット値に落ちるようにします。

やはり一番大変そうなのは食事療法です。
カロリーもそうですが、炭水化物の摂取量を毎回確認して食べなくてはいけません。
それから一日三食の他にスナックなどを必ず摂取。
血糖値は一日に4回、自分で針をさして計ります。


最後は一人ひとり、血糖値を計るグルコメーターで血糖値を計っておわりました。
4人のうち3人は、90以下の値で合格範囲。
最後の妊婦さんは、116で、泣き出してしまいました。
彼女はさらにBet rest (安静)を余儀なくされています。だから運動もできません。

講師の栄養士さんは、彼女にしっかりハグを慰めていました。
そしてクラス参加者みんなに、「何か質問や、不安なことがあればいつでも電話してください。毎日電話してきても、私たちはよろこんでお手伝いしますから」とおっしゃっていました。

通常妊娠糖尿病は、出産後には治る糖尿病です。
みなさんフィニッシュラインがあるので、何とか頑張ってほしいものです。

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