Monday, January 10, 2011

今日はdown time... そこでJPMのお話

昨夜おそくから悪寒 (chills) があり、十分な睡眠を取ったにかかわらず今朝は具合が悪いという自体。なんだか頭がぼ~っとして、体が眠ることを欲しています。これは悪い風邪の始まる前兆だ、と思ったので実習は休ませていただくことにしました。

朝Preceptorのナースプラクティショナーの方に電話をかけて状況を説明。すると「妊婦さんに染るとまずいから、家にいたほうが懸命ね。出てこなかったのは正しい判断だったよ」といわれました。

内科ロテのときも、「具合が悪いときは、無理して出てこないように。体が弱っている患者さんに、へんなもの染したらこまるから」とオリエンテーションで言われました。「君達医学生は、医療チームにとってとても貴重な存在ですが、病気なのにわざわざ出てこなくてはいけないほど重要でないよ」などとのジョークも。

というわけで、今日は一日家で寝ていました。完全に体がシャットダウン状態で、テレビも見れないし本も読めません。Twitterもできなかった。だから本当に出勤しなくて正解だったようです。


さて米国メディカルスクールと関係がないのですが、今日はこのブログのリンクリストにもはったJPMのお話。

これは米国で腫瘍内科医としてご活躍中の上野直人先生(@teamoncology)を先頭に、Strayさん(@K9FCR)、あいすさん(@aisu_dog)と2009年の7月から初めたちょっぴり異色の同人誌です。また第二号からはイラストレーターとして黒宇さん(@crow_u)さんが加わり、さらにパワーアップしました。

人は若くて健康な時は「命にかかわる病気になる」なんて考えないのが普通だと思うのです。それでいざ重い病気にかかると、いろいろな情報に翻弄されることも。それから急に「かしこい患者」になれないのが普通でしょう。

特にTwitterをはじめてから「超ミラクル水」のような、どう考えても詐欺のような治療法が存在することを知り、大きなショックを受けました。そこで健康的な「懐疑的態度」を養おう、というのがこの同人誌の意図のひとつでもあります。

それで日本で大人気のテクノポップグループ、Perfumeを通して一般の人に「医療」や「患者学」「EBM」について楽しみながら考えていただこう、という試みです。

それから一般の方にとっては「お医者さん」というと、一目おいてしまって近寄りがたい存在とかになりがちなのでは。医師と患者さんはお互いに良きパートナーであるべき、と私は強く思います。それで医療と全く関係のない方と、医療関係者をつなぎたいという願いもこめられています。

ということで、半分おちゃらけ、半分真面目なちょっと変わった同人誌。
Perfumeファンのかたも、そうでないかたも。
ご興味がある方は、こちらをどうぞ。

ちなみに非営利ですので、完全無料です!

http://web.me.com/uenonaoto/Journal_of_Perfume_Medicine/JPM_Magazine/JPM_Magazine.html

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